「人前式」で一番特徴のある儀式が、“誓いの言葉”。
ネットで検索しても、定番の言い回ししか書いていないことが多く、例文を見つけることが大変ですよね。
でも、自分たちで“誓いの言葉”を考えるということは、決められた文章をただ読むのではないからこそ、結婚前に「夫婦観」「家族像」を考えるきっかけにもなるのです!
夫婦観・家族像は人それぞれ。カップルの数だけあります!
例えば・・・
- 「毎年旅行に行く仲良し家族」
- 「笑いの絶えない明るい家庭」
- 「思いやりを忘れない温かい家庭」
おふたりは、どんな夫婦や家族になっていきたいですか?
この記事では、わたしたちが人前式で読み上げた「誓いの言葉」を全文公開するので、ひとつの夫婦観・家族像の参考にしてくださいね!
「人前式・誓いの言葉」3つのパターン
「誓いの言葉」には、主に3つのパターンがあります。
- ふたり一緒に読み上げる定番スタイル
- 新郎新婦がひとりずつ誓う
- 立会人の問いかけに応えて誓う
ふたり一緒に読み上げる定番スタイル
文章構成
「はじめの言葉」→「ふたりの誓い」→「日付と名前」
ふたりで一緒に読み上げるため、3~5行程度の長すぎず短すぎない文章にします。
新郎新婦がひとりずつ誓う
文章構成
「新郎から新婦への誓い」→「新婦から新郎への誓い」→「ふたりの誓い」→「日付と名前」
新郎新婦がひとりずつ誓うスタイルは、オリジナルな誓いの言葉を作ることができます!
ふたりの誓いは、一緒に読み上げても、交互に読んでも、どちらでも問題ありません。
立会人の問いかけに応えて誓う
人前式の立会人は、進行役とは限りません!新郎新婦の両親や友人でもOK!
- 「あなたは生涯かけて、〇〇さんを愛し守っていくことを誓いますか?」
- 「夫婦として幸せな家庭を築くことを誓いますか?」
立会人の問いかけに対して、新郎新婦が「誓います」と答えるスタイルです。
全文公開!人前式で読み上げた「誓いの言葉」
わたしたちの人前式で、ゲストの前で読み上げた「誓いの言葉」をご紹介します。
「新郎新婦がひとりずつ誓う」パターンを採用しました。
(ふたりで)
『誓いの言葉』
(新郎)
私は、○○さんを生涯のパートナーとして
よろこびかなしみを分かち合い、共に歩んでいくことを誓います
(新婦)
私は、○○さんを生涯のパートナーとして
お互いを信じあい助けあい支えあいながら、心から大切にすることを誓います
(新郎)
今日から私たちは、お互いの家族・友人を大切にし
(新婦)
皆様の前で誓った言葉と悦びを忘れることなく
(ふたりで)
これからも楽しく穏やかな家庭を築くことを誓います
文章構成
「新郎から新婦への誓い」→「新婦から新郎への誓い」→「ふたりの誓い」→「日付と名前」
基本の文章構成はそのままに、オリジナルな言葉でアレンジしました。
‘お互いの家族を大切にし’という言葉は、人前式の例文でよく使われていますが、ふたりにとって家族のような仲間も多いので、“友人”という言葉も含めました。
“今まで支えてくれた皆様への感謝を忘れず”などの表現もおすすめです!
‘笑いが絶えない家庭’より、“穏やかな家庭”の方が、ふたりらしいと思い変更したり、似ている言葉でも、少しずつ表現をかえると、「わたしたちだけの誓いの言葉」になりました。
「誓いの言葉」裏話とその後
「誓いの言葉」は、式場の最終打ち合わせの空き時間に決めました!
式場から人前式の「誓いの言葉」例文集をもらったのですが、‘○○さんを一生守ります’や、‘○○さんにおいしい御飯をつくります’という例文…。
「わたしが○○(新郎)を一生守ります。にしようか?」とも言ったのですが、「新婦強すぎやろ!」と却下されました(笑)
- 結婚式後、誓った言葉は今・・・
- 結婚式後もこの「誓いの言葉」を守っているかと聞かれると、確かに新婚当時は、穏やかな家庭を築いていましたが、娘が生まれた後は・・・お察しください(笑)
【まとめ】誓いの言葉を考えることは「夫婦観」を考えること!
- 「誓いの言葉」は、長すぎず短すぎずでまとめる
- 新郎新婦がひとりずつ誓うスタイルは、オリジナルな誓いの言葉を作りやすい
- 誓いの言葉を考えることは「夫婦観」を考えること!
“誓いの言葉”の定番の例文では、しっくりしない理由は、ふたりの夫婦観ではないからです!
『これからの一生を共にしていく上で
どういうことを大切にし、
どういう夫婦になりたいのか』
すぐに、答えることができますか?
例文の型を参考にしつつも、ぜひ自分たちの夫婦観や家族像を考えて、言葉にしてみてくださいね。
わたしたちの「誓いの言葉」も、ひとつの例文として参考になれば嬉しいです!
\結婚証明書を忘れずに!/