わたしたちは、ホテルのチャペルで「人前式」を挙げました。
王道の教会式(キリスト教式)の挙式も、神聖でとっても素敵です!
でも・・・
友人や親戚の結婚式に参列する度、もともとクリスチャンでもないのに、結婚式の時だけ賛美歌を歌い、神の前で誓うことに、とても違和感がありました。
「人前式」にも、教会式に負けないくらいたくさんの魅力があります!
- オリジナルな挙式ができる!
- 場所や演出が自由にできる!
- 宗教や宗派にとらわれない!
- 他の挙式スタイルに比べて料金が安い!
人前式にすることで、思い描いていた「アットホームな挙式」を実現できました!!
人前式か教会式か迷っている新郎新婦さんに、実体験からの人前式のメリットとデメリットを詳しく解説します。
「人前式」か「教会式」か迷う新郎新婦さんへ
さて、この『人前式』・・・なんて読みますか?
わたしは、ずっと「じんぜんしき」と読んでいました。

神前式(しんぜんしき)と混合しないように、人前式(ひとまえしき)と読みます。
特定の宗教によらない挙式スタイルで、参列者の前で愛を誓い、結婚を承認してもらう。
ゼクシィ「ウエディング用語集」より
式次第も決まったものはなく、新郎新婦のオリジナリティが出しやすい。
ただ「じんぜんしき」と読んでも間違いではなく、最近では「じんぜんしき」の方がメジャーになっています。
挙式スタイルを迷う3つの理由
- 人前式の事例が少ない!
- 教会式ではやりたい演出ができない!
- 料金が大きく違う!
教会式だけしか参列したことがなければ、人前式を選ぶことに不安になるでしょう。
実際に、挙式スタイルは、教会式(キリスト教式)が一番多いです!
教会式が50%以上、次に人前式が多く26%、そして、神前式やフォトウェディングなどが続きます。(「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」より)
自分たちが知らないだけで、本当は10組に2~3組は人前式を選んでいます。

教会式では、決められた式進行があり、やりたい演出があっても大きく変更することができません。
そして、教会式と人前式では、料金が大きく違ってびっくりした方も多いでしょう。
「人前式」は、場所や演出を自由にできるだけでなく、料金も安くなるため、一番節約できる挙式スタイルなのです!!
「人前式」と「教会式」の違いを解説!

人前式 | 教会式 | |
---|---|---|
式場 | 自由! | 街の教会 式場のチャペル |
宗教 | 自由! | キリスト教式 |
演出 | 自由! | 制限がある |
列席者 | ゲスト全員 | 親族と友人 |
挙式費用 | 安い | 高い |
雰囲気 | カジュアル アットホーム | 神聖 ロマンチック |
「人前式」と「教会式」は、一見似ているようですが、違いはたくさんあります!
宗教と式場の違い
- 教会式(キリスト教式)
キリスト教の教義にならいチャペルで行うスタイル - 人前式
神様や仏様や代わりにゲストに結婚の証人となってもらうスタイル
街中にある本物の教会は、公的な祈りの場で、信者が礼拝を行う場所です。
そのため挙式できるのはキリスト教徒だけで、信者でなくても事前に講座を受ける必要があります。
また日曜午前中は、ミサのため結婚式はできません。
代わりに、ホテルや式場にあるチャペルは、結婚式用の施設のため、誰でも式を挙げることができます。

人前式の場合は、式場のチャペルはもちろん、思い出の場所やレストラン、またガーデンでの挙式も可能!
お互い信仰している宗教が違う場合でも、宗教を問わず挙式できます。
演出の違い

- 教会式 … 決まった式進行があり、制限がある
- 人前式 … 自由!
教会式は、式の進行が決まっているため、大きく変更することができません。
自由な演出はできませんが、母からのベールダウン、父と歩くバージンロードなど、家族の絆を感じるシーンが多いため、感動的な雰囲気を作ることができるでしょう。
人前式の場合は、式の流れに決まりはないため、オリジナルな演出を取り入れることもできます。
例えば、リングリレーやウェディングツリーなどゲスト参加型の演出や、挙式中に新郎からのサプライズ(もう一度プロポーズなど)も素敵ですよ!

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挙式費用の違い


- 教会式
牧師・聖歌隊・オルガニスト、式次第の料金 - 人前式
司会(進行役)の料金
教会式は、牧師・聖歌隊・オルガニストなどの手配が必要なため、基本プランが人前式より高く設定されてます!
人前式は、キリスト教式をベースに進行しても、コーラス隊や演奏隊は必要ないため、オプション料金が一切かかりません!
雰囲気の違い
- 教会式 … 華やかでロマンチック
- 人前式 … カジュアルでアットホーム
教会式の“純白のウエディングドレスでバージンロードを歩く”という王道の結婚スタイルは、神聖でロマンチックです。
逆に人前式の場合は、挙式中はゲストの方を向いて行うため、アットホームな挙式です!
また場所によっては、カジュアルな雰囲気にもなるでしょう。


「人前式」と「教会式」それぞれに意味と魅力があります。
違いを理解した上で、ふたりの希望イメージに合うものを選ぶとよいでしょう。「
「人前式」のメリット&デメリット


さらに具体的に、「人前式」を挙げた経験から、メリット&デメリットを紹介します!
人前式のメリット
- 他の挙式スタイルに比べて、料金が安い!
- 参列者の方を向くため、写真がきれい!
- 演出・進行の自由度が高い!
- 宗教・宗派にとらわず、ゲストにとっても優しい!
最大のメリットは、料金が安い!
挙式料金を比べると、「神前式>キリスト教式>人前式」と変わります!
「キリスト教式」と「人前式」の料金は、『数万円~10万円』違います!!
「キリスト教式」
讃美歌を歌うため、「コーラス隊や演奏隊」が必要です。
また讃美歌の歌詞を書いた「式次第」も、人数分配らなければいけません!
これらは、挙式料金の基本プランには入ってない場合も多く、見落としやすい項目です。
「人前式」
実は、場所という挙式会場さえあれば、問題ありません!
教会式をベースに進行する場合が多いですが、賛美歌を歌わないため「コーラス隊や演奏隊」は不要です。
実際に、わたしたちの結婚式では、基本プラン内の「オルガン演奏」だけでしたが、とても素敵なBGMになりました!
参列者の方を向くため写真がきれい!
「神前式」や「キリスト教式」のように、ゲストにずっと背中を向けていることはありません。


写真の通り前を向いているので、挙式の間ゲストの顔が見ることができ、ちょっと照れますが、とても幸せな気分になれます。
ちなみに、挙式の時の旦那くんは、緊張のあまり笑いそうになり、人前に出るのが平気なわたしは楽しんでいました(笑)
また教会式のように、ずっと後ろ姿ではないため、写真のアングルも多くきれいに映えます!!
演出&進行の自由度が高い!
- 挙式場所を選べる
- 結婚宣誓文はオリジナルでつくれる
- サプライズもできる
- 進行表を自由に変えたり減らしてもOK
- オリジナル演出をすることができる
- 和式スタイルと洋式スタイルを混ぜてもいい
…などなど、自由にできることは書ききれません!


決まった挙式進行がないため、カジュアルになりすぎないよう、定番の儀式はきっちりしなくてはいけません!
それでも、縛られず自由に演出を選べることは、とっても楽しいです!!
ちなみに、結婚式で「誓いのキス」は絶対にやりたくかったので、進行表から速攻削除しました(笑)
宗教・宗派にとらわれず、ゲストにとっても優しい!


「人前式=宗教」というのは、一昔前の話。わたしたち自身も、宗教は関係ありません!
でも実際に、宗教が理由で人前式にした友人もいますし、和婚(神殿式)を選んだ友人もいます。
また宗教問題は、新郎新婦だけでなく、自分の家族や親族・友人も同じです!!
宗教上の都合で参列できないということがないため、誰でも気にせず、挙式に参列できる人前式は、ゲストにとっても優しい挙式スタイルです。
人前式のデメリット


メリットが多い人前式ですが、デメリットは2つあります!
- 親族や年配の方には理解しにくい
- 自由に選べる分、準備に時間がかかる
親族や年配の方に取っては、神社での神殿式と、教会式しか知らないため、ゲストに承認を得る挙式スタイルが分かりにくいかもしれません。
そのため、お互いの両親にも相談してから、選択する方がよいでしょう。
また人前式は自由に選べる分、式の流れなどを検討する必要があり、教会式より準備に時間がかかります。
面倒などと思わず、あれこれ考えることを楽しめるふたりに、「人前式」は向いていますよ!
【まとめ】人前式は、自由でオリジナリティが出せることが魅力!


- 人前式は、結婚するカップルの約2割があげている挙式スタイル!
- 教会式より、数万円~10万円安くなる場合もある!
- とにかく自由でオリジナリティが出せることが、人前式の魅力!
「人前式」と「教会式」で迷う方は、事例が少なく、迷うこともあるでしょう。
でも、わたしたちも含め、約2割のカップルが選んでいる挙式スタイルです!!
参列した友人からは、「新婦もゲストも、ずっとにこにこしていて、こんなアットホームな挙式は初めてだった!」と言われました。
人前式のメリットは、節約できる挙式スタイルというだけでなく、とにかく自由で、ふたりのオリジナリティが出せることが魅力です!!
ただ演出にいろいろこだわりだすと、「人前式」も「教会式」と同じようにオプション料金が増えるのでご注意くださいね。