遠方から結婚式に来るゲストには、なるべく新郎新婦が負担する方向で、「お車代」を準備することをおすすめします!
距離だけでなく、招待客との関係性や人数もあるので、正解はありませんが…
「お車代」は、わざわざ時間をかけて来てくれる“遠方ゲストへのおもてなし”です!
\一般的なお車代の目安/
- 交通費の全額
- 交通費の半額
- 交通費か宿泊費のどちらか
例えば、東京~名古屋のお車代は、交通費の半額負担とするなら、1万円は妥当な金額です。
この記事では、お車代を用意する時のチェックポイントと、実際にわたしたちが用意したお車代の金額をあわせてご紹介します!
「結婚式のお車代」とは、ゲストに渡す交通費
主賓や乾杯の音頭をとってもらう人や遠方からのゲストに渡す交通費のこと。遠方ゲストに対しては交通費に相当する実費を払うケースが多い。
ゼクシィ「ウエディング用語集」より
中には、ゲスト全員にお車代を渡すというつわもの!?もいますが、主賓以外のお車代は、あくまで“遠方ゲストのためのおもてなし”です。
新幹線や飛行機・特急列車などを使わないと、会場まで来ることができないゲストのために、「お車代」を準備しましょう。
東京・名古屋・大阪 「距離別のお車代」
一般的なお車代の目安は、3通りあります。
- 交通費の全額
- 交通費の半額
- 交通費か宿泊費のどちらか
一例として、東京・名古屋・大阪の新幹線料金をご紹介します。
お車代は、新幹線や飛行機などの通常の料金に対して、半額程度~全額を用意します。
新幹線区間 | のぞみ特急料金(片道) | お車代(全額) | お車代(半額) |
---|---|---|---|
東京 ~ 大阪 | 14720円 | 3万円 | 1万~1.5万円 |
東京 ~ 名古屋 | 11300円 | 2万円 | 1万円 |
名古屋 ~ 大阪 | 6680円 | 1.5万円 | 5000円 |
お車代というお金ではなく、切符を手配して先に渡すこともできます!
「のぞみ」ではなく、「ひかり」や「こだま」を使ったり、格安チケットショップで回数券を購入したりすればもう少し料金は安くなります。
ただし、切符を渡す場合は、ゲスト自身が先に予約していることもあるので、事前に確認しておきましょう!
- 結婚式に「車で来る人」のお車代は?
- 遠方であっても新幹線ではなく「自家用車」でくるゲストもいます。新幹線代金より安くなりますが、高速料金+ガソリン代がかかります。「高速料金| ドラぷら(NEXCO東日本) 」「高速料金| NEXCO 西日本」などで、料金を調べて、交通費の半額程度~全額を用意しましょう。
お車代と宿泊費どちらか負担でもOK!
ホテルの宿泊代を負担するかどうかは、結婚式の終了時間で日帰りできない遠方かどうかが目安になります。
ただし、親族の場合は、日帰りは疲れる世代ですので、宿泊場所は用意しておく方が良いでしょう。
【関連記事】
>>>『【結婚式のホテル手配】遠方ゲストの宿泊はネットの早割予約がお得!』
でも、「お車代」と「宿泊代」両方準備すると、結構な金額になってしまいますよね。
優先することは、ホテル手配が必要な「宿泊代」です!
- 「宿泊代」のみ
- 「宿泊代」「お車代」どちらも全額負担
- 「宿泊代」全額+「お車代」一律〇万円
宿泊のホテルを準備した後、ゲストの人数や関係性により、交通費として「お車代」を全額負担するか、一部負担するかを考えましょう。
「結婚式のお車代」5つのチェックポイント
結婚式でお車代を準備する時に、確認しておきたいことを5つ紹介します。
親族のお車代は両親に確認
結婚式のお車代は、親戚間でルールがある場合があります!
実際に、わたし新婦側の親族は「交通費は実費、宿泊代は招待する側が負担」と決まっていました。
特にルールがなかった新郎側も合わせて、宿泊代のみを負担しようと決め、挙式したホテルを早期予約でお得に手配しました。
過去の結婚式と同じ条件にする
過去に招待された結婚式を参考に「お車代」や「宿泊費」を準備することがおすすめ!
親族に渡すお車代で悩んだら、いとこの中で一番最初に結婚する以外は、今までの親族の結婚式が参考になるでしょう。
またゲストとして、過去に招待された結婚式で、交通費を負担してもらった場合は、自分たちの結婚式でも、同じ条件で負担することがマナーです!
余興や演出を依頼する場合は、別に考える
遠方ゲストであっても、余興や役割を依頼することがあるでしょう。
- 友人代表のスピーチ
- 音楽演奏や余興
- 子供ゲストによるリングボーイ&ガールなどの演出
「お車代」と、余興や演出に対するお礼は別にして考えます!
子どもには、年齢にあわせた子供プレゼントを用意したり、友人や同僚へのお礼は、3000円~5000円のお礼として渡すお金「心付け(こころつけ)」や品物を準備しましょう。
【関連記事】
>>>「【結婚式乾杯の挨拶や余興】友人へのお礼は親しき仲にも礼儀あり!」
グループ間は同じ金額にする
お金に関することは、ケチらないことが大前提です!
グループ内で仮にお車代の話題になった時、1万円のお車代の人と5000円のお車代の人がいたら、微妙な空気になってしまうでしょう。
友人が様々な遠方から来る場合は、多少の距離の違いがあっても、同じ金額にしていた方が安心です!
遠方ゲストには招待前に伝える
お車代や宿泊負担がなくても、喜んで祝福に来てくれるゲストもいますが・・・
ご祝儀に往復の交通費も合わせると、結構な金額になります。
特に、女性ゲストはお呼ばれドレスやヘアセットも必要です。非正規雇用や専業主婦の既婚者など、出費が痛いゲストもいるでしょう。
結婚式に招待する前に、お車代について伝えることが重要です。
- 「申し訳ないけど、半額くらいは交通費負担するので、結婚式に来てもらえるかな?」
- 「交通費は負担できないけど、宿泊ホテルは用意させてもらうね。」
など一声かけておくと、ゲストの気持ちも変わってくるはずですよ!
【経験談】結婚式で友人ゲストに用意した「お車代」
新幹線や特急列車、高速バスを使わないと来ることができない遠方ゲストのみ、交通費の半額程度を負担しました!
神戸で挙げる結婚式で、友人ゲストに用意した「お車代」はこちらです。
- 関東地方 … 1万円
- 中部・中国地方 …5000円
- 四国地方 … 1万円
- 関西在住 … 0円
在来線で来ることができる関西在住(大阪や奈良・京都)の友人にはお車代はなし。
関東地方といっても、東京だけでなく埼玉や山梨からくるゲストもいましたが、一律の1万円にしました。
わたしは友人グループの中でも、結婚は遅い方でした。
- 既婚ゲストから、以前結婚式に招待されたときに「お車代」をもらった。
- 友人の結婚式で、遠方ゲストに「お車代」を渡していた。
友人グループで前例があったため、交通費の半額にならないゲストもいますが、一律でお車代を渡すことにしたのです!
結婚式終了予定は夕方でしたが、日帰りで帰らない友人ゲストには、「お車代」だけでなく、宿泊ホテル(ビジネスホテル)も準備しました。
>>>『【結婚式のホテル手配】遠方ゲストの宿泊はネットの早割予約がお得!』
【まとめ】お車代は、負担する方向で準備することがベスト!
お金の問題は、とてもデリケートです。
「お車代がなかった。」
「他の友達とお車代に差があった。」
「お車代が少ないから、ご祝儀減らした。」
…など、後からゲストに言われて嫌な思いをするかもしれません。
せっかくのお祝いの場なのに、お互いに不満が残っては悲しいですよね。
お車代を誰が支払うのかということも含め、両親ともよく相談したうえで、なるべく負担する方向で、「お車代」を準備することをおすすめします!
移動する人数が多くなれば、バス1台借りてしまう方法もあります。また10人以下なら、ジャンボタクシーを借りるという手段もあるのです。
お車代を用意するより安くなる場合もあるので、あわせて読んでみてくださいね!