結婚披露宴の「テーブルインタビュー」は、スピーチより堅苦しくない人気の演出です!
司会者が、ゲスト卓にマイクを持って回り、新郎新婦についてインタビューします。
特別な費用も必要なく、手軽に楽しめる演出なので、アットホームな結婚式におすすめです。
わたしたちの結婚式では、インタビューする人と質問内容も決めて、2.3分で答えてほしいと事前にお願いしました。
この記事では、実際にインタビューした質問内容と一緒に、答えてくれた回答も紹介します。
新郎新婦だけでなく、ゲストとしてインタビューを頼まれた方も、ぜひ参考にしてくださいね!
結婚式の演出「テーブルインタビュー」3つのポイント
「テーブルインタビュー」とは、披露宴中に司会者がゲストテーブルを回り、新郎新婦についてインタビューを行う演出です。
特別な準備も費用も必要なく、手軽にできますが、しっかりポイントを押さえておきましょう!
結婚式で演出するときのポイントは、3つあります。
質問内容を考える
司会者さんとの打ち合わせ時に、インタビューする質問内容を具体的に決めておきます。
新郎新婦それぞれのゲストに、インタビューすることも重要です。
一部のテーブルだけが盛り上がらないためにも、片方のみに偏らないように注意しましょう。
事前にインタビューする人に連絡
何も知らせずに、サプライズで指名することはあまり喜ばれません。
スピーチが得意な人ほど、結婚式の場で話すとなると、ありふれた言葉ではなく、心からの言葉を選びたいと思う人もいるからです。
人前で話すことに慣れているゲストでも、突撃インタビューすることは、なるべく避けましょう。
インタビューをお願いした方へお礼
テーブルインタビューするゲストへの「お礼」や「心付け」は、必要ありません!
「友人代表スピーチ」などではなく、インタビューしてお祝いの言葉をもらうだけなので、気遣いは不要です。
何かお礼をしたい場合は、引出物を贈り分けしたり、送賓時のプチギフトに追加して渡すことをおすすめします。
わたしたちの結婚式では、テーブルインタビューに答えてくれた女性ゲストにのみ、テーブル装花をプレゼントしました。
「テーブルインタビュー」質問内容&回答例
「テーブルインタビュー」の質問内容を、ゲスト別にご紹介します。
- 親族向け
- 学生時代の友人向け
- 新郎新婦の共通の友人向け
司会者のコメント例とあわせて、「テーブルインタビュー回答例」もご参考ください!
ゲスト別「テーブルインタビュー」質問内容
親族ゲスト向けの質問
- 幼いころはどんな子どもだった?
- 小さいころのエピソード
- 嬉しかった出来事
親族ゲストへの質問は、幼いころ(幼児〜小学生)の話が一番おすすめ!
学生時代の友人たちも知らない、新郎新婦の小さいころを知ることができるからです。
親族ゲストにとっても、懐かしい出来事を話すことは、昔を思い出して幸せな気持ちになるでしょう。
学生時代の友人向けの質問
- 学生時代の印象的な思い出は?
- 仲良くなったきっかけや第一印象
- どんな学生だった?
学生時代の友人ゲストには、当時の思い出話のインタビューがおすすめ!
中学・高校・大学それぞれの時代で、頑張っていたことや打ち込んでいたものは違うでしょう。
印象的な出来事は、その学生時代のメンバーでないと知らないことです。
「特別な思い出」を友達から話してもらうと、きっと友情も深まります!
特に大きな出来事がない場合は、仲良くなったきっかけを話してもらうだけでも、“新郎新婦の人柄や魅力”が伝わりますよ。
新郎新婦共通の友人向けの質問
- グループ内の印象的な思い出は?
- 「付き合っていると知った時」の感想
- 「結婚の報告を受けた時」の感想
学生時代や社会人グループで、共通の友人がいる場合は、ふたりにまつわることの質問がおすすめ!
付き合っていると知った時、結婚すると報告を受けた時の率直な感想や、グループ内の反応など聞くと、インタビューされたゲストも話しやすいでしょう。
「テーブルインタビュー」回答例
最初に「○○くん○○さん、ご結婚おめでとうございます。」という挨拶は、必要ありません!
司会者の方が、テーブルのそばまでにくると、すぐに質問してマイクを向けるからです。
- 司会者コメント例
- 「新郎の友人〇〇さんに、高校生時代の様子を聞いてみたいと思います。新郎の学生時代のエピソードで印象に残っていることはありますか?」
椅子から立って「新郎の友人の〇〇です。」と、新郎新婦の関係性と自分の名前を言った後に、エピソードを話します。
インタビューが終わって、最後に「新郎新婦にお祝いの一言お願いします。」と言われた時に、「○○くん○○さんご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに。」などで締めくくるとよいですよ。
インタビューを頼まれた方は、スピーチではなく、インタビューに答えるだけなので、あまり気負わず、お祝いの言葉を伝えてくださいね!
【実例回答つき】わたしたちの結婚式「テーブルインタビュー」
わたしたちの結婚式(1.5次会)では、事前にインタビューする人と質問内容も決めて、7人の方にインタビューしました。
テーブルインタビュー質問内容
事前に伝えた質問内容以外に、話を膨らませるため、司会者さんからの「追加の質問」や、インタビューの最後に必ず「お祝いの言葉」をいただいています。
幼い頃はどんな子どもだった?
新郎叔母さま
『小さいころの新郎はどんな子でしたか?』
叔母さまには、事前にテーブルインタビューの許可は取らなかったのですが、おしゃべり好きな楽しい方なので、きっと大丈夫だろうとサプライズ指名!
でも、やっぱり少し恥ずかしかったようで、従妹と一緒にインタビューに答えてくれました。
「小さいころのエピソード」として、お正月に親戚で集まったときの話からはじまりました。
そして、わたし新婦に向けて「(新郎は)優しい子なので、おだてて褒めて育ててね。」と“新郎の扱い方”を、楽しく面白く?話してくださいました。
お話上手な方がトップバッターだと、会場が一気にあたたかい雰囲気になります!
学生時代の様子
新郎友人(高校先輩)
『新郎の高校時代の様子、今日の新郎の姿を見てどうですか?』
ひとつ年上の先輩にインタビュー!高校の文化祭で、生徒会のみんなで頑張ったエピソードを話したあと、今日の新郎の姿を見て、褒めてくださいました。
普段、褒められていない新郎は、恐縮と照れで小さくなっていましたけど…(笑)
司会者さんからマイクを奪い!?自分で話すほどだったので、人前で話すことに慣れた方に、インタビューをお願いすると安心です。
印象的なエピソード
新郎友人(社会人時代)
『新郎との印象的なエピソードは?』
社会人グループで、色々な場所へ遊びにいった時のことを話してくれました。
旅行中、夜中に恋バナで盛り上がったことがあり、残念ながら、新郎の恋は実らなかったというのが、インタビューでみんなの前でバラされていましたが…(笑)
もちろん失恋したから、新婦と出会えたとちゃんとフォローしていましたよ。
新郎のキャラクターにもよりますが、ちょっと苦い思い出話に、会場内は大爆笑でした!
付き合ったと知った時の感想
新郎新婦共通の友人
『ふたりが付き合っていると初めて知った時どう思いましたか?』
一言目が「衝撃でした!」と(笑)
みんなの知らない間に付き合っていたので、報告を受けた時びっくりしたけど、みんな祝福してくれていることを話してくれてました。
初めて会った時の印象は?
新婦友人(ネットフレンド)
『インターネット上と、実際にあった新婦の印象はどうでしたか?』
ネットで知り合ったけど、実際にオフ会で会った時の印象も変わらなかったという、第一印象の感想を話してくれました。
新婦(わたし)をベタ褒めしていたので、友人たちが引いていないか心配になるほど(笑)
少し緊張しながら、インタビューに答えていたため、司会者さんの追加の質問と少しずれていたような気もしますが、一生懸命新婦の良さを伝えてくれたことで、新郎側のゲストにも好印象になったかなと思っています。
学生時代はどんな学生だった?
新婦友人(短大時代)
『新婦との印象的なエピソード、どんな学生だった?』
事前に「印象的なエピソード」の質問を伝えていたけれど、短大時代は、特別何かがあるわけではなく、毎日友人たちと楽しく遊んでいたため、少し答えにくかったようです。
代わりに、もうひとつ用意していた「どんな学生だった?」について回答。
短大では大人数のグループで、子供っぽいメンバーが多かったので、新婦はお姉さんタイプだから、みんながついていってたという性格面での話をしてくれました。
印象に残っている出来事
新婦友人(小・中学時代)
『新婦のことで印象に残っている出来事は?』
小学校からの付き合いだと、面白いネタもやらかしたこともはたくさんあるので、きっと選びきれなかったと思います(笑)
でも、結婚式の場ですので、コミュニティFMの相方として、一生懸命にラジオ番組制作に関わっていたことを話してくれました。
長い付き合いだからこそ、新婦の一番褒めるところをわかっています。
昔からの友達ほど、素直に褒められると恥ずかしいけど、とっても嬉しくなりますよ!
【まとめ】テーブルインタビューはアットホームな披露宴におすすめ!
テーブルインタビューは、場が和むアットホームな披露宴を希望する方に、おすすめの演出です!
スピーチを依頼するより堅苦しくなく、ゲストに新郎新婦について、楽しく面白く?語ってもらうことができます。
一般的なスピーチを聞くだけはできない、会場全体のあたたかい雰囲気を作ることができます。
「テーブルインタビューの質問内容」や、「実例回答つきのわたしたちの結婚式」をぜひ参考にしてくださいね!